アラフォー・ワーキングマザーの転職

仕事

◆転職決意までの葛藤

11月末、12年勤務した会社を退職する。
この会社は3社目で、次が4社目。

新卒で入社した会社で定年まで勤め上げる人生もアリだと思っているが、私はスキルアップや自分の望む仕事のために転職する人生を選択した。
選択したというととてもポジティブだけれど、新卒で入社した会社がいわゆるブラックだったから、まともな仕事や望む仕事を求めるうちに結果としてこういう人生になったのだ。
ブラックから抜け出した後は、望む仕事への欲が出てきて転職している。

今回の転職も、望む仕事を深めたい欲求から。
青臭いと言われようと、仕事に夢ややりがいを求めており、職に就ける限りはこのスタンスでやっていく。

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さて、今回の転職市場での位置付けは「若手」はとうに過ぎて「ミドル」クラスになる。
管理職か管理職候補として採用されるクラスだ。
応募要件は満たしていると思うが、他社で求められているレベルに達しているかどうかというのは気にかかる。
そして、12年間で築いた社内・社外の人間関係を脇に置いて、新たに構築する苦労を考えると、二の足を踏みたくなる気持ちもあった。

でも、今までの人生は何とかなってきたのだし、これからも何とかしていけるだろう。

◆転職決意のきっかけ

転職欲は自分の中にくすぶっていたけれど、直接的な発現のきっかけは知人からの誘いだった。
私としては、その時期に手がけていたプロジェクトが終了したら、ぼちぼち活動を始めて12月の賞与をもらって年明け退職のつもりでイメージしていた。
そんな時に、知人からポストが空いたからウチに来ないか、とお誘いを頂いたのだ。
私のやりたいことにマッチしていて、企業規模も現職より大きい。
二つ返事をしそうになったが、この機会に自分の市場価値を客観視してからにしようと、他社の面接を受けてみることにした。
他社からも内定をもらいつつ入社するのと、他社を全落ちして入社するのでは心構えも違う。
予定より転職活動の開始が早まってしまい、繁忙期と重なってしまったため相当にストレスフルな日々になることを覚悟した。

◆エージェントの違い

まず、登録したのはリクルートエージェントとインテリジェンス(現パーソルキャリア)。
個人の属性によるので一般化はできないが、私の場合はインテリジェンスよりもリクルートエージェントの方が希望したい案件が多かった。
ただ、リクルートエージェントも私が選り好みしていたら希望に沿わないものも数打ちゃ当たる方式で紹介してきたので、「どこかに転職させなければ」という雰囲気がにじんでいた。
なお、両社とも担当者は3ヶ月で交代となる。3ヶ月で転職実績を出せなければ、担当者の評価にもフトコロにもならないシステムなので、時間の経過とともに担当者も無茶ぶりしてくる。

その他利用したのは以下。
・LinkedIn
英語力をアップさせたかったので、外資系の多いLinkedInでも求人をサーチ。プロフィールを更新し、2社に英文レジュメを送ったがお祈りされた。チャレンジなポジションだったので妥当だと思っている。

・日経キャリアNET
エージェントとの面談や応募までは至らず。求人案件としては外資系や大手が多い。なかなかに惹かれる案件があったが、内定後だったし受かる気もしなかったので応募せず。

◆選択した転職先

最終的に、知人の紹介ではなくリクルートエージェント経由の会社を選択した。
企業的に私の好みだったし、社員の雰囲気が良かった。
報酬は現状維持。とはいえ、半年前に30%アップしているのでそれが維持されるのであれば十分だ。

◆転職活動期間

内定までの転職活動期間は75日。選り好みしたりしていたが、内定先の案件を紹介されてからは早かった。

内定から入社まで85日。
もう少し早く入社したかったし、内定先からも早めの入社を要望されたが、プロジェクトの最終段階に入りつつあり、最終日までチームの和を乱したくなかったので退職願を出すタイミングが遅れた。
退職願を出すまでに1ヶ月弱寝かせてしまった。
その後、引き継ぎや小繁忙期があったため結局内定から85日後の入社となった。

◆働きたい会社の基準

私は「つなぐ」ことが好きだ。
人と人、企業と企業のつながりなどに面白さを感じるため、コミュニケーションの仕事が好きだ。

そして、2社目で色々な会社と取引をした経験から、BtoC企業、とりわけ製造業が好きだという結論に達し、それは今回も譲れないところだった。
消費者と接点があり、消費者の声を生で聞けるのは代えがたいやりがいになる。
製造業の調達や生産、販売といったサプライチェーンで色々なステークホルダーが関係しているのも魅力だ。

◆これからの働き方

転職活動を実行に移すきっかけをくれた知人には感謝している。
結果的にそちらの会社は選択しなかったが、そのような話を持ちかけてくれたことは純粋にありがたかった。
現在は社内・社外のお世話になった方々へ退職の挨拶をしているが、今後もつながっていくだろうと思う。

これからも、自分の望む仕事で食べていける人間でありたい。
今回、アラフォー・ワーキングマザーの立場で転職活動をしたが、今後はより実績を求められるのが実感できた。一つひとつ、小さなことを積み上げていこう。

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