夫は昔登山が趣味だったこともあり、今でも色々な道具が残っている。私は本格登山はしたことがないが、軽登山は好き。息子には小学生になったことだし、登山に挑戦させてみたいと機をうかがっていた。
そして、夏キャンプと冬スキーが旅行メインのわが家では、息子を紅葉観光地に連れて行ったことがなかったため、紅葉を見せたかった。
◆都内から近い山
11月初旬の3連休をターゲットとして設定。
保育園の頃に息子と同い年の子が高尾山に登ったと言っていたが、キャンプでも訪問している筑波山が気になっていた。夫に打診したところ、高尾山より少しきついがいけるのではないかと。
スポンサーリンク
◆登山計画
色々調べたところ、11月の筑波山は紅葉シーズンにはライトアップもされているため激混みだとか。早めに登山開始しないと、山頂近くの登山道が渋滞してしまうという。
都心から近い山とはいえ、6歳連れで早起きして電車とバスで向かうと、現実的には9時半くらいになるだろう。9時半では遅いかもしれない。
ハードモードな1日で疲れるならゆっくりする時間も必要だ。というわけで、つくば市内に前泊することにした。人に作ってもらったご飯を食べ、広いお風呂に入るという非日常はそれだけでもリフレッシュになる。
登山コースは1番難易度の低いおたつ石コースでまず女体山へ登り、山頂連絡路を通って男体山へ登り、再び山頂連絡路を途中まで戻ってロープウェイで下山することにした。
◆登山開始
筑波山は登山コースによって大きく2つの駐車場があり、おたつ石コースを登るためにはつつじヶ丘駐車場が近い。まずはこの駐車場を確保することが第一ミッションになる。
登山口手前には、その昔デパートの屋上で見かけたような古ぼけた遊具があり、息子はそこでしばらく足止めされてしまった。しばらく遊んでから8:15登山口へ。
足取り軽く登っていく息子。私は山は寒かろうと重ね着してきたことをすぐに後悔した。登り始めてほんの少しで汗だくだく。
最も標高の低い日本百名山であるため、子供の姿もちらほら見かけた。
白雲橋ルートと合流してからは、岩場が多くなる。この辺りから紅葉が見頃になり、息子は紅葉の葉のキレイなものを拾いながら進んでいく。
奇岩怪石群は見応えがあったが、前夜の雨で滑って転びかけた(私が)。
弁慶七戻り。
大仏岩。
9:20女体山山頂へ到達。コースタイム40分のところ、途中休憩をとりながら65分かかったことになる。多少の順番待ちはあったものの、懸念していた登山渋滞はなく順調に登ることができた。
女体山の御札場は閉まっていて、御朱印は筑波山神社で受け付けるとの貼り紙があった。
山頂ではガスが発生してして関東平野の眺めはあまり良くなかったが、達成感はある。晴れていれば霞が浦や富士山も見えるらしい。
女体山の山頂は岩場でロープも手すりもないので落ちたら危険。我々の登頂時刻でも譲り合いだったが、ネットで見る写真では混雑はもっと激しいようだ。
女体山から男体山への山頂連絡路の途中にあるケーブルカー駅の周辺が御幸ヶ原と呼ばれ、展望休憩スポットになっている。
ベンチに座って3人でミカンやおやつを食べた。ミカン好き息子は山頂でミカンを食べるのを楽しみに登ってきたのだ。
わが家は荷物軽量化のため今回はバーナーなしだったが、バーナーでカップラーメンやコーヒーを作っている方々が多数。年配の登山趣味らしき出で立ちのカップルが2人で鍋焼きうどんをつついているのを見ると、あんな風になりたいものだと思う。
またケーブルカーやロープウェイがペット乗車可であるせいか、犬を連れた方々が多い。
昼食には早い時間だが、小腹が空いたので展望レストランで食事。夫はつくばうどん、私は牛丼セットで息子は取り分け。
食後に男体山へ向けて出発。御幸ヶ原から息子連れで10分程度と見込むが、11:00という時間で混雑が始まり20分はかかった。
男体山山頂は女体山より開けているが、景色は女体山の方が良い。山頂御本殿の御札場は御朱印列が出来ていた。
再び御幸ヶ原を通ってのんびりと女体山側のロープウェイ乗り場に移動する。ケーブルカーでやってきた人々も女体山を目指しているが、そのオシャレ靴やスカートは大丈夫なのかと老婆心ながら思う。
ロープウェイ乗り場から女体山への登り道は長い渋滞列が出来ていた。
乗り物好き息子はロープウェイが楽しみの一つだったので帰路はご満悦。
紅葉の山頂付近からまだ緑の山麓までのグラデーションに、息子もきれいだと言ったので、息子に紅葉を見せるという目的も果たせた。山頂〜中腹〜山麓で紅葉時期が異なる理由を説明してみたが、理解したのかどうか。
◆息子の初登山を終えて
つつじが丘に到着すると、息子はまた遊具で遊んだ。長いローラー滑り台もあるのだが、古びて軋んでいたので、滑る際にはお尻の破れが心配な状態。
のんびりと帰り仕度をして駐車場を出る時には、満車で渋滞が起きていた。駐車場から下った交差点でも、山に向かう左折は信号が青になっても進まず交通整理されていた。早めに出発して良かった。
帰り道、息子にまた登山しようと誘ったところ「これから冬になるから、山にはスキーに行くんだよ」と言われた。年末年始は八方で過ごす予定。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
コメントはまだありません