読書
★★★★☆
(全編読了後の感想は後日)
表立った活躍ではないものの、2巻で重要な役割を果たすのは、社稷の臣たる王允と、その養女である貂蝉の2人。
国を憂いた王允が、董卓を滅せねばならぬと決意し、傾国の美女・貂蝉を利用する。貂蝉を呂布に与えると言いながら董卓に献上し、2人の仲を裂いて呂布に董卓を殺害させようと画策する。
呂布が、愛しい貂蝉と、養父の契りを交わした董卓との間で揺れ動く様がとても人間らしい。呂布は董卓を殺害後に貂蝉の真の目的を知り、未練なきがごとくの扱いをするが、読み始めた3巻では貂蝉似の美女を妾にして「貂蝉」と呼ぶなど、忘れられない存在になっているようだ。
王允の最後は見事。
人員の流動性が高く、才さえあればどこででも生きていける時代だったようだ。貴人の人命が尊重される一方で、簡単に首がはねられてしまうなど「貴人とそれ以外」の区分が明確である。
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